› 宮崎発⇒香港行 › 香港グルメ › 中国茶道
香港のお天気

2009年11月27日

中国茶道

中国茶道

9月末から通い始めた中国茶道教室、
週1回1時間半の全8回、先週で無事終了しました。

本当は全7回だったんですが、8回ありました。

1時間半のうちトータルすると30分は先生の無駄話(娘自慢…タラーッ

そのせいで、7回では授業内容を消化できず…

いろんなお茶の勉強をしました(記憶に残ってないものも多々あり…)。

今日の記事は自分への復習の意味も込めて、お茶の話中心です。

興味のある方、またはお時間のある方だけご覧くださいませ~。


一番驚いたのは、緑茶の話。

中国と言ったら、
ウーロン茶や鉄観音茶のイメージですよねぇ。

でも実際に作られている茶葉の70%は緑茶とのこと!

そして、日本は日本各地の茶葉が日本各地で売られて飲まれていますが、
中国はそれぞれの地方によって飲むお茶が完全に分かれているようです。

北京ではジャスミン茶、上海では緑茶、
福建省は鉄観音茶で、広東省など華南(香港含む)はプ―アール茶。

ウーロン茶は中国本土っていうイメージですが、
実際は台湾でよく飲まれているお茶のようです。


そして、日本の茶道。

8世紀(1300年前)、
遣唐使で中国から日本に伝わったものですが、
今は、中国ではあの茶道の文化は全く残っておらず、誰もしていないとのこと。

元々お坊さんや上流階級のものでした。

11世紀の宋の時代には仏教が盛んで、
日本にも伝へたあの茶道がとても発達したようです。

でも宋が終わり、
元の時代でモンゴル人(チンギス・カン)に支配された中国。

元々モンゴル人はお茶の文化ではなかったので茶道が発展せず…。
そして、元が終わり明の時代へ。

せっかくモンゴル人の支配が終わった明の時代でしたが、
第一代皇帝は上流階級出身ではなかったこともあり、お茶嫌い。

先生曰く、乞食から皇帝になったっとか。

慣れ親しんでいなかった茶道を禁止したため、
この時点で、あの日本に伝わった茶道が滅びたようです。

それから第三代皇帝の時に、
ティーポットが発明されてヨーロッパにも伝わり…。

へぇ~、ティーポットを発明したのって中国だったんだ。

そしてイギリスといえば紅茶ですが、
その紅茶も白人が中国から持ち帰ったもの。

初めて持ち帰った茶葉は紅茶ではなく、水仙茶の茶葉。

私も飲茶に行った時に飲んだりします。

でもこの茶葉は乾燥していてとても壊れやすいため、
白人さんが持ち帰りやすいように、
完全に発酵させた壊れにくい紅茶が発明されたようです。

以下、先生がとても目をキラキラさせながら話していた言葉。

中国とヨーロッパの貿易船が後200年早く出来ていたら、
ヨーロッパにも日本と同じ茶道の文化が伝わって、
今頃は日本人のように白人さんも抹茶をたてて飲んでいたかもしれない!

ほっほ~、想像すると確かに面白い!

先生曰く、
中国の歴史と中国茶の歴史は非常に密接に関係しているとのこと。

だから中国茶道の先生になりたい人は、まず中国の歴史から勉強しましょうと…

あ、スミマセン…私には無理っす(汗)


そして、日本人は中国の歴史は4千年と言うけど、実は5千年とのこと。

えっ?60年じゃないの??という話はさておき…(汗)

そのうち中国のお茶の歴史は2千年らしいです!

2千年以前のお茶は、
抹茶、塩、ねぎ、しょうが、陳皮だけから作られる漢方薬だったと。

陳皮とは、
青いみかんの皮を乾燥させた、古くなればなるほど高いみかんの皮。

今でも香港内を歩くと売られていたり、みかんが干してある光景を目にします。

でも本物の陳皮はものすごく高いらしい!

えっ?なんでそんなものが…って思いますよね。

でも先生曰く、日本の梅干しのようなものと…。

ほっほ~、それなら納得!

そして、これらの材料は、
お湯を沸騰させて火を消した後に入れられていたよう。

なので、料理ではなくお茶の原型?


現代の中国茶道の歴史はまだ浅く、まだ3、40年間とのこと。

ティーポットの発明後、
福建省や潮州などのごく一部の地域で、工夫茶というお茶の入れ方が流行し、
それが元になって現代の中国茶道が出来上がったようです。


長くなりましたが、こんな感じの勉強をしてました。


では、最後に…

簡単に美味しく飲める、日本の緑茶のいれ方も教わったのでご紹介拍手


急須にお湯を注ぎ、急須が温まったらお湯を捨てる(水分をしっかりきる)

茶葉を入れて、お湯を入れる

フタをせずにしばらく待つ

色が出たら、フタをして注いで飲む


緑の野菜をゆでる時ってフタは絶対にしませんよね。

それと同じことらしいです!


是非、お試しくださ~い♪

お茶どうぞ~((^∀^)_旦  旦_(´∀`)>どうも~


注:聞き間違い、ノート取り間違いがあるかもです!

中国茶道

   ↑

茶葉の飲み比べで、悪い茶葉を試飲させられ中…タラーッ


同じカテゴリー(香港グルメ)の記事画像
皆さんだったら?
ボクら…
インド料理店②
ドリンクスタンド
ハマっているもの②
蛇の皮
同じカテゴリー(香港グルメ)の記事
 皆さんだったら? (2011-12-30 18:13)
 ボクら… (2010-10-03 16:03)
 インド料理店② (2010-06-13 16:14)
 ドリンクスタンド (2010-06-06 13:59)
 ハマっているもの② (2010-05-31 15:11)
 蛇の皮 (2010-04-28 17:22)

この記事へのコメント
ほ~、中国4千年、いや5千年の歴史よりおいしい緑茶の飲み方に感心。
ふたを開けてなんて思いもしなかった。日本では蓋をして蒸らすって教わったような(母はそうしてたぞ)

中国全土のお茶、すべて日本で飲める日本って凄いなぁ(*^^)
Posted by motyママmotyママ at 2009年11月27日 13:01
私は一度だけ、お茶の講座を受けたことがありますが・・・
台湾式だか中国式だか記憶が定かではありません(汗)
ですが!香りがすごく心地よかったのは覚えていますね!
Posted by きたのその家 at 2009年11月27日 13:41
お茶の歴史も深いですなぁ。
物事を深く知ろうと思えば結局歴史を紐解く事になりますよね。
毎回途中で挫折します(笑)
寒くなると温かいお茶が飲みたくなるので、
良い勉強になりました(^^)
Posted by pia masapia masa at 2009年11月27日 15:25
★motyママさん

私もへぇ~へぇ~へぇ~って感じでした!!

確かに!日本ってどのお茶も普通に飲めますもんね(^^)

ちなみに緑茶は暑い気候の上海で飲まれます。
緑茶には体を冷やす効果があるらしいです!

中国では味だけでなく、
そういった効果も考えて飲まれているようです(^O^)

なので、冷え症の私はあまり緑茶を飲まない方がいいと言われました(-_-;)


★きたのその家さん

お茶の香り、良いですよね~(*^_^*)
茶葉、いろいろ買ってしまいました(^^ゞ

飲む湯呑と別に、香りだけをかぐ長い湯呑もありましたか?
それがあったら元々は台湾式らしいです。
Posted by noinoinoinoi at 2009年11月27日 15:28
★pia masaさん

ホントですねぇ。結局、歴史かよっ…!!と(^^ゞ
私も挫折派です…(-_-;)

ステキなカップで美味しいお茶をのんでください((^∀^)_旦
Posted by noinoinoinoi at 2009年11月27日 15:31
緑茶って身体を冷やすのね...ψ(。。)メモメモ...
じゃぁ、身体を温める(冷え性の人用)はどのお茶をチョイスしたらいいの?
Posted by motyママ at 2009年11月27日 17:08
★motyママさん

えっ…ドキッ!えっと~、緑茶以外??…(^^ゞテキトー

冷え性の人はコレ!みたいなことは言われなかったんですが、
緑茶は体を冷やす効果があるので…と言われました~!

ところで、水仙茶の単欉(たんそ)というお茶は、
消化の強いお茶なので、食べ過ぎた時に飲むと良いらしいです!

この単欉(たんそ)茶、果物とお花の香りの2種類があるのですが、
ジャスミン茶のようにお花を使ってる訳ではなく、
自然に葉っぱから出てくる香りらしいです!

ホントすごく良い香りがしま~す♪♪
Posted by noinoinoinoi at 2009年11月27日 17:45
★motyママさん ★motyママさぁぁん ★motyママさぁぁぁん

そうそう!冷え性の人には!!
ヘビスープですよ~(^O^)

ものすごく効果が!!

って、まだ飲んだことないけど…

冷え性って言ったら、香港人に絶対に勧められます(汗
Posted by noinoinoinoi at 2009年11月27日 17:51
蚊取線香が無いずぅ~と昔、「婆ぁや」から聞いたんだけど、干したみかんの皮を燃やしたらしい・・・もう一度言うけど、聞いた話だからな・・・ヾ(;´▽`A``アセアセ!!
Posted by カズカズ at 2009年11月27日 18:05
中国茶、復習になりましたよ。
大陸何処其処廻ったところで、確かに茶ツ葉は異なっていました。
広州と重慶で茶器かって来ましたが(今は水屋の隅っこ?)、このBlog読んで、また探し出して中国茶しよう・・・。
Posted by dohmudohmu at 2009年11月27日 23:33
茶葉の飲み比べ どうでしたか?本格的な講座ですね。
良い匂~い^^なんだろうなぁ。
私 夏でも熱いお茶が飲みたくなる 緑茶好きです。

美味しいお茶の入れ方 早速試してみますね。
Posted by UKI★UKI at 2009年11月28日 00:00
今夜、中国の歴史上の漢方家の話をしたとこ。
面白いよねえ。
広いから、地域によって体質や処方が違うの。

お茶の歴史も習いたいな。教えて。
Posted by キリンさん at 2009年11月28日 00:13
お茶の歴史は凄いですね。

でも我が家では一年中パックの麦茶です。

コンビニで買う時だけお茶飲みます。
Posted by MWF KATO at 2009年11月28日 07:54
★カズさん

カズさんの子ども時代にはまだ蚊取り線香というものがなく、
みかんの皮を虫よけに燃やしてた…とφ(..)メモメモ

★dohmuさん

そっかぁ~!
dohmuさんは中国各地でいろんなお茶を経験してるんですね(^O^)

いいなぁ~♪♪

先生曰く、作法云々よりも楽しく飲むことが大事だと。
久しぶりに中国茶を楽しんでくださいね(*^_^*)


★UKI★UKIさん

飲み比べると、違いが一目瞭然でした!
味、香り、茶葉の色、全く違っていましたよ~(^O^)

私の場合、夏は専ら冷たいもの派です…(-_-;)

是非、是非、お試しくださぁ~い♪♪


★キリンさん

お疲れ様です(^O^)

漢方薬にしても、お茶にしても、
まずは体のことを第一に考えてあるんでしょうね!

中国の歴史ってやっぱりすごいんだなぁ…と感じました。

>お茶の歴史、教えて…
日本に帰る頃までにはすっかり忘れてると…(-_-;)ハハハッ


★MWF KATOさん

(笑)(笑)

実はうちも一年中パックの麦茶派です(^_^;)
麦茶が一番美味しいと思います♪♪

先生に、普段飲んでるお茶を聞かれたので、
麦茶です!と堂々と言っちゃいましたよ…(-_-;)
Posted by noinoi at 2009年11月28日 14:10
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
中国茶道
    コメント(14)